日経ビジネス 2024.11.4号:時事深層MANAGEMENT 「星野リゾートがES引き上げ策 働きがいを高め、人材不足にも対応」

度々取り上げられる星野リゾートの関連記事。同社は従業員満足度(ES)の向上に注力し、働きやすい環境を整えることで人手不足に対応している。ESを心理的・身体的に分けて分析、スタッフの意見を反映した「標準業務」を策定している。また、全スタッフが意見交換する「ざっくばらん会議」を施設休業日にも開催しフラットな組織文化を推進。これにより離職率が低下しサービスの質や生産性も向上している、という。星野代表は、個々の従業員が経営判断できる組織づくりが競争力の向上に重要、と述べている。

宿泊施設の8割が人材不足を感じている一方、2024年は過去最高の訪日外客数でインバウンド需要は好調、特に接客と調理に不足が目立つという。確保できている従業員にいかに目を向けて対応するかは誰しも認める重要ポイントではあるが、人材不足環境において本業の傍ら、時間を確保して工夫を重ねる星野リゾートのアクションに他業界も習うことは多いのではないだろうか。

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