HBR 2025.2月号 「従業員体験 – 働きがいを実感できる環境づくり -」

ハーバード・ビジネス・レビュー2月号は「従業員体験」の特集として下記3編の論稿を掲載、仕事と職場の満足度を高めて意欲ある人材を定着させることを意図している。特に3稿目の仕事を製品・社員を顧客と捉え企業が魅力的な仕事を創出・追求しつつ顧客のニーズにどう応えるかプロダクトデザインになぞっている考え方はとても興味深い。

・従業員が辞めていく企業は何を間違えているのか – 職場のユーザー体験を磨いて定着を促す

・従業員の声を組織にうまく反映させる方法 – フィードバックを実行につなげる7つのステップ

・仕事の満足度を高めるためにプロダクトデザインの発想を応用 – 従業員体験を捉え直すアプローチ

特集論稿に加え、目から鱗の論稿も数編、是非参考にされたい。職場の孤独を改善するアプローチ、パーソナライゼーションに注力しAI投資している企業は成長がとりわけ早いこと、アジリティーを持って進める上での注意点(柔軟性と一貫性追求のバランス)等。また、ネイチャースイート社CEOの紹介記事、花王 長谷部氏のインタビュー記事は、いずれも従業員を大切に扱う姿勢がヒント・アイデアに富んでいる。

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